八重歯の直し方(矯正・セラミック)
Wikipediaによると八重歯とは、歯牙が叢生した状態、乱杭歯の事で、特に上顎犬歯の低位唇側転位を表す通俗的表現と書いてあります。
日本人は、歯が並ぶ顎のスペースに対し、一つ一つの歯が大きい為、叢生(歯並びが悪い状態)が起きやすいと言われています。
いわゆる八重歯といわれる状態は、犬歯が激しく唇側に出ている状態と言えます。
八重歯は、歯科医学の専門用語ではありません。
犬歯の役割
犬歯は、前歯(中切歯、側切歯、犬歯)のなかで、最も歯根が長く、厚みのある形態をしています。
主に、無意識化で行う歯ぎしりや、噛みしめ時に臼歯(奥歯)を守っており、大変重要な役割を担っている歯です。
八重歯の直し方
第一選択は、矯正治療になります。
=抜歯が必要な場合=
顎が小さい人です。
抜歯をしなければのスペースを確保できない為、後ろの第一小臼歯を抜歯し、そのスペースに犬歯を移動させ歯列に並べていきます。
=抜歯が不要な人=
顎が大きい人で、エステティックライン(横顔)が綺麗な場合は、ディスキング(歯の隣接面を0.5mm以下削合)するだけで、可能な場合があります。
セラミックを被せて直す方法
デメリットが多いため、推奨できません。
下記デメリットを列挙します。
①犬歯に限らず、歯の神経を抜く可能性が高い
②側切歯を抜歯する可能性が高い
③その他の健康な歯を削る可能性が高い
④本来の犬歯の役割を果たすことができない(犬歯ガイド)
治療期間に関して
お口に状況により、大幅に治療期間は変わってまいりますので、直接、ご相談ください。