恵比寿で過蓋咬合・出っ歯の矯正治療|原因・費用・症例まで解説 | 恵比寿の歯医者・矯正・審美歯科|恵比寿一丁目小島デンタルクリニック

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恵比寿で過蓋咬合・出っ歯の矯正治療|原因・費用・症例まで解説

「鏡を見るたび、なんだか口元が気になる…」
「笑顔に自信が持てなくて、つい手で口を隠してしまう」
「私って、もしかして出っ歯なのかな? それとも噛み合わせが深いの?」

そんなお悩みを抱えていませんか?

この記事を読んでくださっているあなたは、ご自身の歯並び、特に「出っ歯」や「過蓋咬合(かがいこうごう)」について気になっているのかもしれませんね。

「過蓋咬合」という言葉はあまり聞きなれないかもしれませんが、実は日本人に少なくない歯並びの状態で、あなたが気にしている「出っ歯(上顎前突)」と深く関係していることが非常に多いのです。

この記事では、恵比寿で多くの歯並び治療を手掛けてきた当クリニックが、歯科の難しい話は抜きにして、「過蓋咬合って何?」「出っ歯とどう違うの?」「どうしてそうなるの?」「放っておくとどうなるの?」そして「どうやって治すの?」といった疑問に、一つひとつ丁寧にお答えしていきます。

当クリニックのモットーは、「悪いところだけを診るのではなく、顎(あご)の位置から総合的に診断する」こと。

歯並びは、見た目だけの問題ではなく、お口全体の健康、さらには全身の健康にも関わる大切な問題です。

「もう大人だから…」と諦める必要はまったくありません。今の矯正治療は驚くほど進化しています。この記事が、あなたの長年の悩みを解消し、「私でも治せるかも!」と前向きな一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

 

目次

あなたの悩みはどれ?「過蓋咬合」と「出っ歯」の基本

まずは、あなたの気になっている歯並びが「過蓋咬合」なのか「出っ歯」なのか、それとも両方なのか、基本から知っていきましょう。

 

そもそも「出っ歯」ってどんな状態?

「出っ歯」は、みなさんイメージしやすいですよね。

専門用語では「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と言います。

  • 上の前歯が、下の前歯よりも極端に前に出ている状態。
  • 横から見ると、口元がこんもりと出ているように見える(Eラインが整いにくい)。
  • 意識しないと口が閉じにくく、ポカンと開いてしまいがち。

これが一般的な「出っ歯」の特徴です。

 

じゃあ「過蓋咬合」って何?

一方、「過蓋咬合」は、噛み合わせの「深さ」に関する問題です。専門的には「ディープバイト」とも呼ばれます。

  • 「イー」っと噛んだときに、上の前歯が下の前歯に深く覆いかぶさっている状態です。
  • ひどい場合、下の前歯がほとんど見えなくなってしまいます
  • 下の前歯の先端が、上の前歯の裏側の歯茎に食い込んでいることもあります。

健康な噛み合わせは、噛んだときに上の前歯が下の前歯の2~3mm程度を覆うくらいです。それ以上深く覆いかぶさっていると、過蓋咬合の可能性があります。

 

「過蓋咬合」と「出っ歯」はセットになりやすい!

ここが重要なポイントです。

「出っ歯(上顎前突)」の人は、同時に「過蓋咬合」になっているケースが非常に多いんです。

なぜなら、上の前歯が前に出ていると、下の前歯が「ストッパー」を失い、噛み込むたびにどんどん上へ上へと伸びてしまい、結果的に上の歯茎の裏側まで深く噛み込んでしまうからです。

ですから、「私、出っ歯だけが悩み」と思っていても、実は「過蓋咬合」という噛み合わせの問題も隠れていることが多いのです。逆に、「噛み合わせが深いだけ」と思っていても、精密検査をしてみると「隠れ出っ歯」だった、ということもあります。

 

なぜ? 過蓋咬合や出っ歯になる原因

「どうして私だけこんな歯並びに…」と悩んでしまうかもしれませんが、原因は一つではなく、色々な要素が絡み合っています。

 

1. 骨格や遺伝(生まれつきの要因)

ご両親やご親戚に似たような歯並びの方はいませんか?

顔の骨格、特に「顎(あご)の大きさや形、上下のバランス」は遺伝的な影響を受けやすい部分です。

  • 上顎が成長しすぎた(前に出ている)
  • 下顎が小さい、または後ろに引っ込んでいる
  • 顔が縦に短い(下顔面が短い)タイプ

これこそ、当クリニックが「歯の土台となる顎の位置こそ歯科治療の根本である」と考える理由です。家を建てる時、土台が曲がっていたら立派な家は建ちませんよね。

歯並びも同じで、歯だけを無理に動かしても、土台である顎のバランスが悪ければ、根本的な解決にはならないのです。

 

2. 歯の大きさや生え方

骨格は問題なくても、歯そのものに原因がある場合です。

  • 上の前歯が生まれつき大きい
  • 上の前歯が前に傾いて生えている
  • 奥歯の高さが低い(または、すり減って低くなった)

特に、奥歯が低いと、その分だけ前歯が深く噛み込むことになり、過蓋咬合の原因になります。

 

3. 子供の頃の「癖(くせ)」や習慣

これが意外と大きな原因になっていることが多いんです。子供の頃(主に顎が成長している時期)の無意識の癖が、歯並びを歪めてしまいます。

  • 指しゃぶり:
    3歳を過ぎても続いていると、指で上の前歯を前に押し出し、下の前歯を内側に倒してしまいます。
  • 舌の癖(舌突出癖):
    飲み込むときや話すときに、舌で前歯を無意識に押してしまう癖。
  • 口呼吸:
    本来、呼吸は鼻でするものですが、アレルギー性鼻炎などで鼻が詰まりやすく、日常的に口で呼吸していると、唇の筋肉が緩み、前歯が出やすくなります。
  • 唇を噛む癖:
    下唇を噛む癖があると、上の前歯を前に押し出し、下の前歯を内側に倒してしまいます。

これらの癖は、当クリニックの「小児矯正」で早期に改善指導を行うことも可能です。

 

4. むし歯や歯の喪失
  • 子供の頃に奥歯の乳歯を早くに失ってしまうと、後ろの永久歯が前にずれてきてしまい、前歯が出るスペースがなくなることがあります。
  • 大人になってからでも、奥歯をむし歯や歯周病で失い、そのまま放置していると、噛み合わせの高さが低くなり、過蓋咬合が悪化することがあります。

 

放置はNG! 過蓋咬合と出っ歯がもたらす深刻な影響

「見た目が気になるだけだし、別に生活に困ってないから…」 もし、そう思っていたら少し待ってください。過蓋咬合と出っ歯は、見た目の問題だけでなく、あなたの心と体に様々な影響を及ぼす可能性があるんです。

 

1. 見た目のコンプレックス(心理的な影響)

これは、ご本人が一番感じていることかもしれませんね。

  • 笑顔への抵抗:
    思いっきり笑うと歯茎が見えたり、前歯が目立ったりするのが嫌で、人前で笑えなくなる。
  • 横顔への悩み:
    口元が前に出ていることで、鼻先と顎先を結んだ「Eライン」が整わず、横顔に自信が持てない。
  • 老けて見られがち:
    噛み合わせが深いと、下顔面(鼻の下から顎先まで)が短く見え、口元にしわが寄りやすくなるため、年齢より老けて見られることがあります。

 

2. お口の中の健康トラブル

ここからは、直接的な健康被害のお話です。

  • 歯茎を傷つける:
    深く噛み込むことで、下の前歯が上の前歯の裏側の歯茎に当たり、常に刺激を与え続けます。これにより、歯茎が炎症を起こしたり、退縮(歯茎が下がる)したりすることがあります。
  • 歯がすり減る・欠ける:
    噛む力が前歯に集中しやすいため、前歯の先端がすり減ったり、欠けたりしやすくなります。
  • 奥歯への過度な負担:
    過蓋咬合の人は、噛む力が強いことが多く、奥歯に過剰な力がかかります。これにより、奥歯の詰め物や被せ物が壊れたり、歯の根が割れたりするリスクが高まります。
  • むし歯・歯周病リスク:
    歯並びが悪いと歯磨きがしにくく、磨き残しが増えます。特に出っ歯で口が閉じにくいと、お口の中が乾燥しやすく、唾液による自浄作用が低下。むし歯や歯周病、口臭の原因になります。

 

3. 全身への影響
  • 顎関節症(がくかんせつしょう):
    これも当クリニックが警鐘を鳴らす重大な問題です。噛み合わせが不安定だと、顎の関節に負担がかかり続けます。「口を開けるとカクカク鳴る」「口が開けにくい」「顎が痛い」といった顎関節症の症状を引き起こすことがあります。
  • 頭痛・肩こり:
    顎周りの筋肉が常に緊張していると、それが首や肩の筋肉にも伝わり、慢性的な頭痛や肩こりの原因になることも。
  • 発音の問題:
    前歯の隙間から息が漏れ、「サ行」や「タ行」が発音しにくくなることがあります。
  • 消化不良:
    しっかりと食べ物を噛み砕けないまま飲み込むことになるため、胃腸に負担がかかり、消化不良を起こしやすくなる可能性があります。

 

恵比寿で治したい! 過蓋咬合と出っ歯の「矯正治療」

「こんなに影響があるなら、やっぱり治したい!」 そう思った方、安心してください。

過蓋咬合も出っ歯も、「矯正治療」によって改善することができます。そして、恵比寿一丁目小島デンタルクリニックでは、患者さん一人ひとりに最適な治療法をご提案しています。

「矯正」と聞くと、子供がやるもの、痛い、目立つ、費用が高い…そんなイメージがあるかもしれません。でも、今は大人になってから治療を始める方が本当に多いんですよ。

 

まずは当クリニックの「無料カウンセリング」へ

治療の第一歩は、歯並びの専門知識と豊富な経験を持つ歯科医師に相談することです。

当クリニックでは、矯正治療に関する「無料カウンセリング」を実施しています。

「私の歯並びは治せる?」 「どんな治療法があるの?」 「期間や費用はどれくらい?」

そんなあなたの疑問に、院長の小島をはじめ、専門スタッフが丁寧にお答えします。まずは話を聞きに来ていただくだけでも、大きな前進です。

 

徹底した「精密検査」が治療の質を決める

当クリニックでは、治療方針である「顎の位置から総合的に診断」するために、初診時に徹底した検査を行います。(※検査内容は症状やご希望に応じて変わります)

  1. 口腔内写真撮影:
    現在のお口の状態を客観的に把握します。
  2. 歯周ポケットの検査:
    歯を支える歯茎の健康状態をチェック。
  3. 印象の採得(歯型採り):
    歯並びや顎の形を模型で正確に再現します。
  4. フェイスボウトランスファー(オプション):
    採得した模型を、患者さんご自身の顔貌に合わせた器械に装着。上下の噛み合わせの状態、歯の左右のゆがみや正中(中心)のズレまで正確に把握します。
  5. パノラマX線写真:
    お口全体の骨格、歯根の状態を把握します。
  6. デンタルX線写真:
    歯1本1本の詳細な状態(むし歯や歯石、歯根の状態)を確認します。
  7. 顎関節規格写真(オプション):
    顎の関節に症状がある場合、口を開閉したときの顎の動きを撮影し、関節の形や動きを分析します。

ここまで徹底して検査して初めて、「なぜ出っ歯や過蓋咬合になっているのか」という根本原因が分かり、一人ひとりに最適な「オーダーメイドの治療プラン」をご提案できるのです。

 

どんな治療法があるの?

当クリニックでは、患者さんのライフスタイルやご希望に合わせて、目立たない方法からスタンダードな方法まで、幅広く対応しています。

1. マウスピース矯正(インビザライン・シュアスマイル)

ここ数年で急速に普及した、透明なマウスピース型の矯正装置です。 当クリニックの「インビザライン・シュアスマイル」ページでも「出っ歯を直したい」というお悩みに対応できるとご紹介しています。

  • メリット:
    • 透明なので、装置がほとんど目立たない。
    • 食事や歯磨きの時に自分で取り外せるので、衛生的。
    • ワイヤー矯正に比べて痛みが少ない傾向。
  • デメリット:
    • 1日20~22時間以上装着しないと効果が出ない(自己管理が重要)。
    • 歯並びの状態によっては適応できない(または時間がかかる)ケースもある。
  • 当クリニックのプラン(目安):
    • インビザライン iGO(部分矯正):
      ¥440,000(税込)
    • インビザライン・シュアスマイル(全顎):
      ¥1,100,000(税込)

 

2. ワイヤー矯正(マルチブラケット装置)

最もスタンダードで、歴史と実績のある治療法です。あらゆる歯並びに対応できる確実性があります。

  • ホワイトワイヤー矯正(表側):
    • 歯の色に近い白いワイヤーと、透明や白いブラケットを使用する方法。
    • メリット: 表側矯正でも目立ちにくい。
    • 当クリニックの費用(目安): 全顎矯正 ¥935,000(税込)〜
  • メタルワイヤー矯正(表側):
    • 従来の金属製の装置。
    • メリット: 費用を抑えられる。治療期間が短い傾向。
    • 当クリニックの費用(目安): 全顎矯正 ¥880,000(税込)〜
  • 裏側矯正(舌側矯正):
    • 歯の裏側に装置をつけるため、外からは全く見えません。費用は表側より高くなりますが、見た目を最も重視する方におすすめです。(費用はご相談ください)

 

【当院の症例】抜歯せずに出っ歯を改善した矯正治療

 

いわゆる「出っ歯」(上顎前突)の治療では、前歯を後ろに下げるためのスペースを作るために、「抜歯」(多くは前から4番目または5番目の小臼歯)をすることが一般的です。

しかし、日本人の出っ歯の多くは、実は下顎が後退している「下顎後退症」を伴っています。 この場合、診断に基づき、単純に前歯を内側に入れるだけでなく、同時に下顎を前に出す治療を行います。そのため、健康な歯を抜く必要がないのです。

当クリニックでは、この「上顎前突」と「下顎後退症」の併発という根本原因に着目し、精密な診断のもと「非抜歯(歯を抜かない)矯正」を行っています。

抜歯せずに出っ歯を改善した矯正治療の詳細
  • 患者さん:30代 女性
  • 主訴: 長年、口元の突出感に悩んでいた。
  • 診断名: 上顎前突および下顎後退症
  • 治療内容: 精密診断の結果、「上顎前突」と「下顎後退症」と診断。 一般的な出っ歯治療では抜歯が選択されることも多いケースですが、当院の診断では、下顎が後退していることが根本的な原因であるため、抜歯の必要はないと判断しました。 前歯を内側に入れるだけでなく、下顎を前方へ誘導する治療を行い、歯並びと顎の位置関係を同時に改善させました。
  • 治療期間: 約2年
  • 費用(目安): ¥1,000,000(別途調整料)

このように、他院で「抜歯が必要」と言われた「出っ歯」のケースでも、根本的な原因が「下顎後退症」にある場合、抜歯せずに治療できる可能性があります。

単純に前歯を内側に入れるだけの治療は、かえって他の問題を引き起こす可能性もあります。当院の精密診断で、最適な治療法をご提案します。ぜひ一度ご相談ください。

※Instagramでの症例解説もあわせてどうぞ。
https://www.instagram.com/p/DQVyglLkp1D/

 

進化する矯正治療! 小島デンタルクリニックの「精密」へのこだわり

「矯正って、痛くて目立つイメージ…」 そんな風に思っていませんか? 矯正治療の世界も日々進化していますが、当クリニックが最もこだわっているのは「精度」です。

 

1. 0.03ミリにこだわる「マイクロスコープ治療」

当クリニックでは、ドイツのLeica(ライカ)社製 歯科用マイクロスコープ(顕微鏡)を導入しています。これは肉眼の最大25倍まで視野を拡大できる装置です。

「矯正治療にマイクロスコープ?」と驚かれるかもしれません。

しかし、矯正装置(ブラケット)を歯の正確な位置に貼り付ける作業、治療中のむし歯チェック、歯のクリーニングなど、あらゆる場面でこの「精密な視野」が役立ちます。

髪の毛1本(約0.05〜0.15ミリ)よりも細かい「0.03ミリの違いにこだわる」ことで、治療の精度を格段に高め、歯の削りすぎを防ぎ、治療後の再発リスクを最小限に抑えます。

 

2. デジタル診断とシミュレーション

インビザライン・シュアスマイルなどのマウスピース矯正では、お口の中を3Dカメラでスキャンし、コンピューター上で治療後の歯並びをシミュレーションします。 「治療したら、私の歯並びや横顔はどう変わるの?」 といったイメージを治療開始前に立体的な映像で確認できるため、安心して治療に臨んでいただけます。

 

3. 矯正分野の知見を持つドクター

院長の小島将太郎は、インプラントや審美歯科だけでなく、「日本ティップエッジ矯正研究会 理事」も務めるなど、矯正治療分野においても深い知見を持っています。 歯周病、むし歯、審美(セラミック)、そして矯正。これらすべてを総合的に診断し、治療できる「総合力」こそが、当クリニックの最大の強みです。

 

治療で変わるのは歯並びだけじゃない!「心」と「生活」の向上

過蓋咬合や出っ歯の矯正治療は、単に歯をキレイに並べるだけではありません。治療を終えた多くの方が、「人生が変わった」とおっしゃいます。

 

1. 「笑顔」への自信

最大の変化は、やはり「心」の変化です。 長年のコンプレックスだった口元がキレイになることで、自分に自信が持てるようになります。

  • 人前で口元を隠さず、思いっきり笑えるようになった。
  • 写真に写るのが楽しくなった。
  • 口紅を塗ったり、メイクをしたりするのが前よりも楽しくなった。

 

2. 「コミュニケーション」の変化

自信が持てると、人との関わり方も変わってきます。 口元を気にせずハキハキと話せるようになることで、仕事のプレゼンや接客にも積極的になれた、という声も聞かれます。

 

3. 「健康」への意識

当クリニックの院長・小島は「患者さんの良きデンタル・ライフ・アドバイザーとして長期的視野に立った診療を行う」ことを理念としています。 治療を通じてご自身の歯の大切さを再認識し、セルフケアや定期検診への意識(予防意識)が格段に高まる方がほとんどです。

矯正治療は、見た目の美しさ、噛み合わせという機能、そして自信という心の健康、そのすべてを手に入れるための素晴らしい自己投資なのです。

 

治療が終わったらゴール? 本当に大切な「アフターケア」

「装置が外れた! やっと終わった!」 矯正治療を終えた瞬間は、本当に嬉しいものです。 しかし、実はここからが「もう一つのスタート」なんです。

歯には、元の位置に戻ろうとする「後戻り(あともどり)」という性質があります。せっかく時間とお金をかけてキレイにした歯並びが、元に戻ってしまっては悲しいですよね。

 

「保定装置(リテーナー)」が鍵

そうさせないために、治療後には「リテーナー(保定装置)」という装置を使う「保定期間」が必ず必要になります。

  • 取り外し式(マウスピースタイプなど):
    食事や歯磨きの時以外、特に治療後の1年くらいは、1日中(または寝る時だけなど)装着します。
  • 固定式(ワイヤータイプ):
    歯の裏側に細いワイヤーを接着剤で貼り付けます。外からは見えず、違和感も少ないため、特に後戻りしやすい下の前歯によく使われます。

歯科医師の指示によりますが、一般的に「矯正治療にかかった期間と同じ、またはそれ以上」はリテーナーの使用が推奨されます。

 

メンテナンスこそが「本当の治療」

当クリニックのスタッフ紹介ページでも触れている通り、私たちは「メンテナンスを中心とし、健康な歯を守る」ことを重視しています。

「治したら終わり」ではなく、「治したところが悪くならないよう、長持ちするように歯医者さんに行く」こと。

保定期間中も、3ヶ月~半年に1回程度は当クリニックに通い、歯並びの状態やリテーナーのチェック、お口のクリーニング(予防歯科)を受けることが大切です。 「矯正治療は、リテーナーを使い終わるまでが治療である」 この意識を私たちと共有していただくことが、美しい歯並びを一生保つ秘訣です。

 

お子さんの歯並びが気になるお母さんへ

この記事を読んでいる方の中には、「自分のことではなく、子供の歯並びが気になる」というお母さん・お父さんもいらっしゃるかもしれません。

過蓋咬合や出っ歯の兆候は、子供のうちから現れることが多いです。 もし、お子さんに

  • 下の前歯が見えないくらい噛み合わせが深い
  • 前歯が出ている
  • 指しゃぶりや口呼吸、舌の癖がある

といった様子が見られたら、それは治療を始めるサインかもしれません。 当クリニックでは「小児矯正」にも力を入れています。

小児矯正

永久歯が生え揃う前、主に顎の骨がまだ成長している時期(6歳~10歳頃)に行う「第一期治療」では、顎の成長をコントロールし、永久歯がきちんと並ぶスペースを作ることが可能です。

これにより、将来、永久歯を抜かずに矯正できる(非抜歯矯正)可能性が高まるという大きなメリットがあります。

「まだ早いかな?」と思っても、「気になった時が相談の時」です。ぜひ一度、お子さんと一緒にご相談ください。

 

まとめ:その一歩が、あなたの未来を変える

「過蓋咬合」と「出っ歯」。 それは、ただ見た目が気になるというだけでなく、あなたの心と体の健康にまで影響を及ぼす、とても大切な問題です。

でも、その悩みは治療によって改善できます。 恵比寿一丁目小島デンタルクリニックでは、

  • 顎の位置から考える「総合診断」
  • マイクロスコープを使った「精密治療」
  • 患者さんの希望を尊重した「非抜歯矯正」の提案
  • 「インビザライン」など目立たない治療の選択肢
  • 治療後も続く「メンテナンス」による長期サポート

これらを柱に、患者さん一人ひとりと真摯に向き合っています。

「治療にかかる2~3年」は、これからのあなたの長い人生を考えれば、決して長くはありません。 治療を終えた時、あなたはきっと、歯並びだけでなく、自信に満ちた最高の笑顔を手に入れているはずです。

もし今、あなたが鏡の前でため息をついているなら、まずは勇気を出して、当クリニックの「無料カウンセリング」を予約してみませんか? その小さな一歩が、あなたの未来を大きく変えるきっかけになるかもしれませんよ。

ご予約・ご相談はこちら

恵比寿一丁目小島デンタルクリニック (矯正・セラミック治療センター)

📞 tel.03-6277-2150 (Open 10:00-13:30 / 14:30-18:00 ※土も18:00まで診療 / Close 日・祝)

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〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-7-11 吉原ビル2階 (JR恵比寿駅西口から徒歩3分 / 東京メトロ日比谷線恵比寿駅1番出口から徒歩3分)

矯正歯科

インビザライン

院長 小島将太郎

院長

小島将太郎

経歴

2003
日本歯科大学卒業
2007
ICOI(国際口腔インプラント医学会)認定医取得
2009
近未来オステオインプラント学会(IPOI)認定医取得
2012
恵比寿西口デンタルクリニック開設
2013
歯学博士号取得
2014
近未来オステオインプラント学会(IPOI)専門医取得
2016
恵比寿一丁目 小島デンタルクリニックに改名

所属学会等

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