恵比寿で八重歯矯正の後悔を回避|歯科医師が教える8つの重要ポイント | 恵比寿の歯医者・矯正・審美歯科|恵比寿一丁目小島デンタルクリニック

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恵比寿で八重歯矯正の後悔を回避|歯科医師が教える8つの重要ポイント

「八重歯(やえば)、チャームポイントだね」と言われることもあるけれど、鏡を見るたびに「やっぱり歯並びが気になる…」と感じていませんか?

八重歯は、犬歯(けんし)が歯列から飛び出して生えている状態のこと。見た目を気にして矯正治療を考える方は、年齢を問わず多くいらっしゃいます。

しかし、いざ矯正しようとインターネットで調べ始めると、 「八重歯矯正 やらなきゃよかった」 「抜歯したら顔が変わって後悔」 「ほうれい線が深くなった」 …など、不安になる言葉がたくさん出てきて、一歩が踏み出せなくなってしまいますよね。

高いお金と長い時間をかける矯正治療で、絶対に後悔したくない。それは誰もが思うことです。

この記事では、恵比寿で日々「本当の治療」を追求する私たち、恵比寿一丁目小島デンタルクリニックが、なぜ八重歯矯正で「後悔」という声があがるのか、その具体的な理由と、後悔しないために絶対に知っておくべきポイントを、専門的な知識をかみ砕いて、わかりやすく徹底解説します。

この記事を読めば、あなたが八重歯矯正で失敗しないために「今、何をすべきか」が明確になります。

 

目次

1. なぜ?八重歯矯正で「後悔」してしまう5つの理由

まずは、過去に行った人たちがなぜ「後悔した」と感じてしまったのか、その具体的な理由を見ていきましょう。原因を知ることが、失敗を避ける第一歩です。

 

理由1:見た目の変化が「理想と違った」

一番多い後悔が、仕上がりの「見た目」に関するものです。

  • ほうれい線が目立つようになった
    飛び出していた八重歯が引っ込むことで、今まで八重歯によって張っていた口元の皮膚がゆるみ、ほうれい線が深くなったように感じることがあります。
  • 「のっぺり」した顔立ちになった
    八重歯の持つ立体感や、笑ったときに見える可愛らしい印象がなくなることで、顔全体が平坦な(のっぺりした)印象に変わったと感じるケースです。
  • 理想の「口元」にならなかった
    「もっとEライン(鼻先と顎先を結んだライン)が整うと思った」「歯は並んだけど、口元の”もっこり感”が残った」など、患者さんが思い描いていた「ゴール」と、実際の仕上がりにギャップがあった場合、後悔につながります。

 

理由2:「抜歯」への後悔

八重歯矯正では、歯を並べるスペースを作るために、八重歯(犬歯)以外の歯(主に小臼歯)を抜く「抜歯(ばっし)」を提案されることが多くあります。

しかし、この抜歯が後悔の原因になることも。

  • 「八重歯(犬歯)自体を抜かれた」
    これは大きな問題です。犬歯は歯の中で最も根が長く、噛み合わせの「かなめ」となる非常に重要な歯です。この犬歯を抜いてしまうと、全体の噛み合わせのバランスが崩れ、将来的に他の歯に大きな負担がかかるリスクがあります。基本的に、矯正治療で健康な犬歯を抜くことは推奨されません。
  • 「健康な歯(小臼歯)を抜くことに抵抗があった」
    スペース確保のために犬歯の後ろにある小臼歯(しょうきゅうし)を抜くのは一般的な治療法ですが、それでも「虫歯でもない健康な歯を抜くなんて…」と、治療後もずっと心に引っかかる方がいます。
  • 「歯抜けのような見た目になった」
    抜歯によって歯列全体が内側に入りすぎ、笑った時に口角のあたりが暗く見える(歯がないように見える)状態を「ブラックトライアングル」と呼びますが、これが原因で老けた印象になり、後悔するケースもあります。

 

理由3:健康・機能面での問題(噛み合わせ)

見た目はキレイになっても、機能面に問題が出ては元も子もありません。

  • 噛み合わせが悪くなった
    「奥歯でうまく噛めなくなった」「特定の場所だけ強く当たる」など、噛み合わせ(かみあわせ)に違和感が出ることがあります。
  • 顎関節症(がくかんせつしょう)になった
    噛み合わせの変化によって顎(あご)に負担がかかり、「口が開けにくい」「カクカク音が鳴る」「顎が痛い」といった顎関節症の症状が出てしまうケースです。

 

【当クリニックのこだわり】
見た目だけでなく「機能」を重視するからこそ、当クリニックでは「悪いところだけを診る」治療は行いません。
歯の土台となる「顎の位置」こそが歯科治療の根本であると考え、顎の位置から総合的に診断します。(詳しくは当クリニックの「治療方針」をご覧ください)
家を建てる時、土台が曲がっていたら立派な家は建ちません。
矯正も同じで、顎の位置や噛み合わせという「土台」を無視して歯だけを並べても、こうした機能面での「後悔」につながってしまうのです。

 

理由4:治療プロセスへの不満

矯正治療は平均して1年〜3年と長期間にわたります。その「過程」での不満も後悔の原因です。

  • 想像以上の「痛み」や「違和感」
    ワイヤー矯正は装置の調整後、マウスピース矯正は新しいものに交換した後、数日間は歯が動く痛みを感じます。この痛みが想像以上だったり、口内炎が頻繁にできたりして、治療を続けるのが苦痛になることがあります。
  • 治療期間が「思ったより長い」
    「2年で終わると言われたのに、3年かかった」など、予定より期間が延びることも。
  • 虫歯や歯周病になった
    矯正装置(特にワイヤー)は歯磨きがしにくくなるため、ケアを怠ると治療中に虫歯や歯周病が進行してしまうリスクがあります。

 

理由5:治療後の「後戻り」

これは非常にショックが大きい後悔です。

「せっかく痛い思いをしてキレイに並べたのに、数年したらまた八重歯が飛び出してきた…」

これは、矯正治療後の「保定(ほてい)」を怠ったことが主な原因です。(詳しくは後ほど解説します)

 

2. そもそも八重歯(犬歯)は抜いちゃダメ?抜歯の判断基準

後悔の理由で「犬歯を抜かれた」という話がありましたが、八重歯の矯正において「抜歯」は非常に重要な判断ポイントです。

八重歯(犬歯)の「超」重要な役割

八重歯であることの多い「犬歯」は、食べ物を引き裂くだけでなく、上下の歯を横にずらした時(歯ぎしりなど)に、奥歯が強く当たらないように守る「ガイド」の役割を持っています。

この犬歯がないと、横にずらした時に奥歯同士が強くぶつかり、奥歯が欠けたり、すり減ったり、最悪の場合は歯の寿命を縮める原因になります。だからこそ、矯正治療の知識と経験が豊富な歯科医は、健康な犬歯を抜くという選択をまずしません。

 

なぜ「抜歯」を勧められるの?

では、なぜ矯正で抜歯が必要なのでしょうか?

それは、八重歯になっている根本的な原因が「歯を並べるスペース(隙間)が足りない」ことにあるからです。

足りないスペースに無理やり歯を並べようとすると、歯全体が前に出て「出っ歯」になってしまいます。

そこで、キレイに並べるための「スペース」を確保する方法として、以下の選択肢が検討されます。

  1. 小臼歯の抜歯(犬歯の1つ後ろの歯)
    最も一般的にスペースを作る方法です。奥歯の噛み合わせへの影響が比較的少ない小臼歯を抜いて、その隙間に犬歯や前歯を動かします。
  2. IPR(ディスキング)
    歯の表面のエナメル質を、健康に影響のない範囲(0.1mm〜0.5mm程度)でわずかに削り、隙間を作ります。
  3. 側方拡大(そくほうかくだい)
    歯列のアーチ(Uの字の形)を横に広げる装置を使い、スペースを作ります。
  4. 奥歯の後方移動
    奥歯全体を文字通り「後ろ」に動かして、前歯が並ぶスペースを作ります。

どの方法が最適かは、あなたの顎の骨の大きさ、歯の大きさ、八重歯の飛び出し具合(症例)によって全く異なります。

だからこそ、レントゲン撮影や歯型取りなど、治療前の「精密検査」が非常に重要なのです。(当クリニックの「初診の流れ」もご参照ください)

 

3. 【最重要】「やらなきゃよかった…」を防ぐ!後悔しないための8つのポイント

では、どうすればこれらの後悔を避けられるのでしょうか?ここが一番大切なポイントです。

私たち恵比寿一丁目小島デンタルクリニックが、日々患者様と向き合う上で実践していることも交えて解説します。

 

ポイント1:『矯正』だけでなく『噛み合わせや歯周病』もわかる歯科医に相談する

矯正治療は、歯を動かすだけのパズルのような作業ではありません。

歯を支える歯茎や骨(歯周組織)、そして全ての歯の土台となる「顎」や「噛み合わせ」までを考慮する、非常に専門的な医療分野です。

当クリニックの院長(小島将太郎)は、日本顎咬合学会や日本臨床歯周病学会などに所属し、インプラントや審美、再生療法など、国内外で幅広く研鑽を積んできました。(スタッフ紹介参照)

矯正「だけ」しか見ないのではなく、お口全体の健康を長期的に見据えた「総合的な診断」ができる歯科医師に相談することが、後悔しないための第一歩です。

 

ポイント2:治療計画を「自分でも」しっかり理解する

医師任せは危険です。

「こんなはずじゃなかった」を防ぐため、治療前の診断(カウンセリング)で、以下の点を必ず確認してください。

  • 「仕上がりのイメージ」は共有できていますか?
  • なぜその治療法(抜歯・非抜歯)を選んだのか、説明を受けましたか?

当クリニックでは、マウスピース矯正(インビザライン)の場合、独自の「クリンチェックシステム」という3Dシミュレーションを用います。(インビザライン詳細参照) これにより、治療開始から終了までの歯の動きを患者様ご自身の目で見て確認できるため、「ゴール」のイメージを明確に共有できます。

また、初診時(初診の流れ STEP09)のカウンセリングでは、費用や期間も含め、患者様がご納得いくまで丁寧にお話しすることを大切にしています。

 

ポイント3:セカンドオピニオンを積極的に活用する

「抜歯するしかないと言われたけど、本当に?」 「提示された方法がベストなのか不安…」

こんな風に感じたら、すぐに治療を決断しないでください。 矯正治療の方針は、医師の考え方や技術によって異なることがあります。

当クリニックでは、セカンドオピニオン(主治医以外の医師に意見を求めること)を積極的に受け付けています。矯正歯科ページ参照) 複数の医師の意見を聞き、その中からご自身が最も納得できる治療法を選択することは、患者様の当然の権利です。遠慮なくご相談ください。

 

ポイント4:抜歯・非抜歯、それぞれのメリット・デメリットを両方聞く

良い医師は、一方的な方法を押し付けません。 当クリニックの治療方針は、患者様のご希望のご予算、治療期間などのご要望を反映させた「オーダーメイド」の治療プランをご提案することです。

「抜歯する場合のメリット(しっかり並ぶ)とデメリット(健康な歯を失う)」 「非抜歯の場合のメリット(歯を残せる)とデメリット(仕上がりに限界があるかも)」 この両方を公平に説明し、患者様と一緒に最善のゴールを設定してくれる医師を選びましょう。

 

ポイント5:治療方法(ワイヤー、マウスピース)の選択肢を広く持つ

八重歯の矯正には、主にワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。

クリニックによっては、どちらか一方しか扱っていない場合もありますが、それではあなたの八重歯に最適な治療が選べないかもしれません。

当クリニックでは、従来のワイヤー矯正(目立ちにくいホワイトワイヤーも有り)と、目立たないマウスピース型矯正(インビザライン・シュアスマイル)の両方に対応しています。(矯正歯科ページ参照) 両方のメリット・デメリットを公平にご説明した上で、あなたの八重歯の状態やライフスタイル(「仕事柄、目立つ装置は困る」など)に最適な方法をご提案できます。

 

ポイント6:【独自性】コミュニケーションが取りやすい医師か見極める

これは非常に重要ですが、見落とされがちなポイントです。 治療が始まると、数年間、毎月のように顔を合わせることになります。

  • 「先生が忙しそうで、ちょっとした不安を質問しにくい…」
  • 「痛みを伝えても『そんなものですよ』と流されてしまった」

こんな関係性では、治療中に不満が溜まっていきます。

当クリニックのドクター(スタッフ紹介)は、患者様との関係性を重視し、「気になることはどんなに些細なことでも遠慮なくご相談ください」という想いを持って診療にあたっています。 カウンセリングの時点で、「この先生は私の話をしっかり聞いてくれるか?」をぜひ見極めてください。

 

ポイント7:【独自性】もし満足できなかったら?「再治療」のリスクも知っておく

「もし治療結果に満足できなかったら、やり直せばいい」と軽く考えてはいけません。

再治療は、追加の費用・期間だけでなく、歯の根や歯茎に大きな負担をかけ、歯の寿命を縮めるリスクも伴います。

だからこそ、「最初の治療」でいかに精密な治療を行うかが重要になります。

当クリニックでは、肉眼では限界のある治療を克服するため、Leicaの歯科用マイクロスコープ(拡大鏡)を使用します。(治療方針参照) これは、髪の毛1本(約0.05~0.15mm)より細かい「0.03mmの違い」にこだわるための設備です。

この精密な治療の積み重ねが、再発や再治療のリスクを最小限に抑え、「後悔」を防ぐことにつながると信じています。

 

ポイント8:【独自性】矯正が終わった「後」が本当のスタート

「装置が外れた!解放感!」…ここで油断すると、最大の「後悔」が待っています。

  • 「後戻り」という最大の後悔 歯は、元の位置に戻ろうとする性質があります。
  • リテーナー(保定装置)の重要性 治療後、キレイな歯並びを「固定」するために、リテーナー(保定装置)という装置を必ず装着します。
  • 「サボったら戻る」と心得る 医師の指示通りリテーナーを使わないと、数ヶ月で歯は動き始め、数年後には「あれ?また八重歯が…」と後悔することになります。

当クリニックでは、スタッフ紹介ページでも触れている通り、「治療型」から「予防・メンテナンス」を中心とした診療への移行を目指しています。

治療が終わった後も、その美しい歯並びと健康を維持するために、定期的な検診・クリーニングで長期的にサポートします。

 

4. 逆に、八重歯を「放置」するリスクとは?

ここまで矯正の後悔についてお話しましたが、逆に「八重歯を放置」することにもリスクはあります。

  1. 虫歯や歯周病になりやすい
    八重歯の部分は歯が重なっているため、歯ブラシが届きにくく、汚れ(歯垢)が溜まりやすい「死角」です。ここから虫歯や歯周病が進行しやすくなります。
  2. 口内炎ができやすい
    飛び出した犬歯の先端が、唇や頬の内側の粘膜を傷つけ、口内炎を繰り返す原因になります。
  3. 噛み合わせ全体への悪影響
    本来の噛み合わせガイドの役割を果たせないため、他の歯(特に奥歯)に過剰な負担がかかり、将来的に歯が欠けたり、顎に痛みが出たりする可能性があります。

「チャームポイントだから」と放置することが、将来の口腔内全体の健康リスクにつながる可能性もあるのです。

 

5. まとめ:後悔しない八重歯矯正は「情報収集」と「納得感」がすべて

八重歯矯正の後悔は、その多くが「知らなかったこと」「医師との認識のズレ」から生まれます。

後悔を避けるために、あなたが今すぐできることは以下の3つです。

  1. 噛み合わせや他の分野もわかる「専門家」に相談する
  2. 「複数」の意見を聞く(セカンドオピニオン)
  3. 治療のゴールとリスクを「自分自身」が理解・納得する

「あの時、勇気を出して相談してよかった」 「しっかり調べて、このクリニックに決めてよかった」

数年後、あなたが心からそう思えるように、焦らず、じっくりと情報収集し、あなた自身が「ここなら任せられる」と心から納得できる医師を見つけてください。

この記事が、あなたの「後悔しない」八重歯矯正のための第一歩となれば幸いです。

 

恵比寿で「八重歯矯正の後悔」を避けたいあなたへ

恵比寿一丁目小島デンタルクリニックでは、八重歯の矯正に関するご相談を随時受け付けております。

  • 「自分の八重歯は抜歯が必要?」
  • 「ワイヤーとマウスピース、どっちがいい?」
  • 「他院で言われた治療法に不安がある」

当クリニックは、歯1本だけでなく「顎の位置」から考える総合診断、マイクロスコープを使った「精密治療」、そして患者様との「対話」を何よりも大切にしています。

まずはあなたの悩みや理想を、私たちに聞かせてください。 当クリニックでは、矯正治療の無料カウンセリング矯正歯科STEP01参照)を実施しております。

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院長 小島将太郎

院長

小島将太郎

経歴

2003
日本歯科大学卒業
2007
ICOI(国際口腔インプラント医学会)認定医取得
2009
近未来オステオインプラント学会(IPOI)認定医取得
2012
恵比寿西口デンタルクリニック開設
2013
歯学博士号取得
2014
近未来オステオインプラント学会(IPOI)専門医取得
2016
恵比寿一丁目 小島デンタルクリニックに改名

所属学会等

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