子どものすきっ歯はいつから治療?原因・リスクと小児矯正の時期

TOPICS

BLOGお知らせコラム

子どものすきっ歯はいつから治療?原因・リスクと小児矯正の時期

子どものすきっ歯はいつから治療?原因・リスクと小児矯正の時期

お子さんの前歯がすきっ歯だと、
「このまま隙間が空いたままなの?」
「将来の歯並びに影響しないかしら?」
と不安になりますよね。

実は、子ども すきっ歯(空隙歯列)には、成長過程で必要な「良い隙間」と、将来のリスクとなる「注意すべき隙間」があります。

乳歯から永久歯へ生え変わる時期は、お口の環境が劇的に変化する大切なタイミングです。

放置して自然に治るケースもあれば、早期の治療や習慣の改善が必要なケースもあります。

恵比寿一丁目小島デンタルクリニックでは、渋谷区立加計塚小学校の校医や園医を務める院長が、長年、地域のお子さんの成長と歯並びを早期から見続けてきました。

この記事では、子どもがすきっ歯になる原因や、放置するリスク、そしていつから矯正治療を検討すべきかについて、専門用語を噛み砕いて丁寧に解説します。

虫歯予防から本格的な矯正までトータルで相談できる当院ならではの知見をもとに、親御さんの不安を解消する情報をお届けします。

 

子どものすきっ歯(空隙歯列)とは?

 

 

子どものすきっ歯(空隙歯列)とは?

子どもの歯に隙間がある状態を、一般的に「すきっ歯」と呼びますが、すべてが治療の対象になるわけではありません。

まずは、子どもの成長過程におけるすきっ歯の正体を知っておきましょう。

乳歯の時期のすきっ歯は「成長のための準備」

乳歯(子どもの歯)の時期に歯と歯の間に隙間があるのは、実はとても健康的なことです。

これを「発育空隙(はついくくうげき)」と呼びます。

永久歯は乳歯よりも一回り以上大きいため、乳歯の段階で隙間なくきれいに並んでいると、後から生えてくる永久歯が収まりきらずに、ガタガタの歯並び(叢生)になってしまうリスクが高まります。

この時期の隙間は、将来大きな永久歯が並ぶための「予約席」のような役割を果たしているのです。

医学用語では「空隙歯列(くうげきしれつ)」と呼ぶ

歯科の専門用語では、歯と歯の間に隙間がある状態を「空隙歯列(くうげきしれつ)」と言います。

また、特に上の前歯の中央に隙間があるケースを「正中離開(せいちゅうりかい)」と呼びます。

混合歯列期(乳歯と永久歯が混ざっている時期)のすきっ歯は、隣の歯が生えてくる力で自然に閉じることも多いため、「みにくいアヒルの子の時期」とも呼ばれる一時的な現象であることも少なくありません。

 

子どもがすきっ歯になる主な原因

子どもがすきっ歯になる主な原因

成長過程による自然な隙間以外に、どのような原因で子ども すきっ歯が起こるのでしょうか。

主な4つの原因を挙げてみます。

1. 顎の成長と歯の大きさのアンバランス

歯を支える土台となる顎の骨が大きく、それに対して歯のサイズが小さい場合、どうしてもスペースが余って隙間ができます。

これは遺伝的な要因も大きく関係しています。

また、顎が正しく成長していない場合でも、歯が並ぶバランスが崩れて隙間が生じることがあります。

2. 上唇小帯(じょうしんしょうたい)の付着異常

上の唇の内側から歯茎へと伸びる筋を「上唇小帯(じょうしんしょうたい)」と言います。

この筋が通常よりも太かったり、前歯のすぐ近くまで長く伸びていたりすると、それが物理的な邪魔をして、前歯の間に隙間ができてしまいます。

この場合、成長しても自然に隙間が閉じることは難しく、歯科医院での処置が必要になるケースが多いです。

3. 指しゃぶりや口呼吸などの生活習慣(悪習癖)

日常の何気ない癖も、歯並びに大きな影響を与えます。

指を吸う力が前歯を外側に押し出し、隙間を作る原因になる「指しゃぶり」や、お口がポカンと開いている「口呼吸」などが代表的です。

特に口呼吸は、お口周りの筋肉のバランスを崩し、舌が正しい位置(上顎)に収まらなくなるため、顎の発達を遅らせ、すきっ歯を引き起こします。

これらは将来的な歯列の乱れにつながる「悪習癖」と呼ばれます。

4. 過剰歯や永久歯の先天性欠損

本来の歯の本数よりも多く歯が埋まっている「過剰歯(かじょうし)」が顎の中に隠れていると、永久歯の萌出を妨げて隙間を作ることがあります。

逆に、生まれつき永久歯の数が足りない「先天性欠損(せんてんせいけっそん)」の場合も、歯が並ぶべき場所が空いてしまい、すきっ歯になります。

 

子どものすきっ歯を放置するリスク

子どものすきっ歯を放置するリスク

「子どものうちは目立たないし、痛くないから大丈夫」と放置してしまうのは危険です。

すきっ歯をそのままにした場合に生じる主なリスクを解説します。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

歯と歯の間に隙間があると、そこに食べかすが詰まりやすくなります。

一見、磨きやすそうに見えますが、隙間の大きさによっては歯ブラシの毛先が届きにくく、汚れ(プラーク)が溜まったままになりがちです。

これが原因で、子どもでも虫歯や将来的な歯肉炎、歯周病のリスクが高まります。

サ行やタ行などの発音への悪影響

前歯の間に隙間がある状態では、発音時にそこから空気が漏れてしまいます。

特に「サ行」や「タ行」など、歯の裏に舌を当てて出す音が不明瞭になりやすく、滑舌が悪くなる原因となります。

言葉を覚える大切な時期に発音が安定しないことは、お子さん自身のコミュニケーション上の悩みにつながることもあります。

見た目のコンプレックスによる心理的負担

思春期に近づくにつれ、お子さん自身が自分の歯並びを気にするようになるケースも多いです。

「笑った時に隙間が見えるのが嫌だ」「友達に指摘された」という経験が、自己肯定感の低下や心理的なコンプレックスを抱える原因となることもあります。

早めに対応することで、お子さんが自信を持って笑える環境を整えてあげることができます。

 

子どものすきっ歯の治療法とタイミング

子どものすきっ歯の治療は、いつ、どのような方法で行うのがベストなのでしょうか。

相談の目安は「上の前歯が生え変わる7歳頃」

一般的に、小児矯正の相談に最適なタイミングは、上の永久歯の前歯が生え始める6歳から7歳頃です。

この時期であれば、顎の成長を利用しながら無理なく歯並びを整えることが可能です。

ただし、受け口(反対咬合)や指しゃぶりの癖が強い場合は、3歳〜5歳の乳歯のうちから相談することをお勧めします。

第1期治療(混合歯列期)で顎の土台を整えるメリット

子どもの矯正は、顎の骨が柔らかい成長期に行う「第1期治療」が非常に重要です。

顎のスペースを広げて永久歯がきれいに並ぶための土台を作ることで、将来、大人になってから健康な歯を抜く(抜歯)リスクを大幅に減らせます。

また、1期治療で土台が整うと、その後の本格的な2期治療が不要になったり、費用を抑えられたりする多大な恩恵があります。

取り外し可能なマウスピース型矯正装置の活用

最近では、お子さんの負担が少ない「マウスピース型装置」を用いた矯正が主流となっています。

当院では「プレオルソ」「T4K」「ムーシールド」の3種類を取り扱っており、お子さんの症状や年齢に合わせて最適な装置をご提案します。

これらの装置は、夜寝ている間と日中の数時間だけの装着で済むため、学校へ着けていく必要がなく、痛みも少ないのが大きな特徴です。

お口周りの筋肉を鍛えるトレーニング(MFT)と併用することで、自然な鼻呼吸へと導きます。

 

恵比寿一丁目小島デンタルクリニックの特徴

院内写真

当院は、単に歯をきれいに並べるだけの医院ではありません。

総合歯科医(GP)として、お子さんのお口の健康を生涯にわたって守るためのアプローチを行っています。

院長は渋谷区立加計塚小学校の校医・園医

院長の小島将太郎は、地域の校医・園医として、多くのお子さんの口腔発育を早期から見守ってきた経験があります。

学校歯科検診の現場を知っているからこそ、集団の中での発育段階を考慮しつつ、一人ひとりに最適な治療開始のタイミングを見極めることができます。

GP(総合歯科医)としてのトータルケア

当院の最大の強みは、矯正と並行して「小児歯科(虫歯治療・予防)」をトータルで行える点です。

矯正中は汚れが溜まりやすくなりますが、歯科衛生士による丁寧なブラッシング指導やフッ素塗布(予防管理)を徹底し、大切な歯を虫歯から守ります。

「矯正の歯医者」と「虫歯の歯医者」を分ける必要はありません。

MFT(口腔筋機能療法)の重視

歯並びを悪くしている根本原因(口呼吸や舌の癖)を改善するために、お口周りの筋肉を正しく鍛えるトレーニング「MFT」を取り入れています。

マウスピース型装置とMFTを掛け合わせることで、後戻りを防ぎ、全身の健康につながる鼻呼吸習慣を身につけていただけます。

LINEでいつでも気軽に相談・トラブル対応

「装置をなくしたかも?」「これって治療が必要なすきっ歯?」といった不安にも、LINEでスピーディーに対応しています。

お口の写真を送っていただければ具体的なアドバイスも可能です。忙しい親御さんにも安心していただける体制を整えています。

 

子どものすきっ歯に関するよくある質問(FAQ)

よくある質問-FAQ

Q. 乳歯がすきっ歯ですが、今のうちに矯正すべきですか?

A. 乳歯の時期の隙間は「発育空隙」として正常なことが多いです。
ただし、指しゃぶりなどの癖がある場合や、明らかに隙間が広すぎるケースでは、早期対応が望ましいこともあります。
まずは校医・園医も務める当院の検診で、現在の状態をチェックさせてください。

Q. 子どもの矯正費用はどのくらいですか?

A. 当院の第1期治療(小学生の矯正)は、およそ110,000円から550,000円(税込)の範囲です。
幼少期に土台を整えることで、将来の大掛かりな手術や抜歯を回避でき、トータルの費用を成人の半分程度に抑えられるケースも多いです。
詳細はカウンセリング時に丁寧にご説明します。

Q. 矯正は何歳までなら間に合いますか?

A. 「もう遅い」ということはありません。
6歳〜8歳の1期治療が最適ですが、中学生・高校生になってからの2期治療でもしっかり整えることができます。
成長段階に合わせて、取り外し式の装置や目立たないワイヤー矯正、インビザラインなど最適な方法をご提案します。

Q. 装置を子どもが嫌がって着けてくれないか心配です。

A. マウスピース型装置は痛みが少なく、食事や遊びの時は外せるため、お子さんのストレスを最小限に抑えられます。
万が一、痛がったり紛失したりした場合も、LINEですぐにご相談いただけますので、親子で二人三脚で進めていくことができます。

 

まとめ

「子どものすきっ歯」でお悩みの親御様は、お子さんの体が「これから大きな歯が生えてくるよ」と準備をしているサインであることもあれば、早めに改善すべきお口の癖を教えてくれているサインであることもあります。

大切なのは、その隙間を放置せず、専門家の目でお子さんの成長に合わせて見守っていくことです。

恵比寿一丁目小島デンタルクリニックでは、一人ひとりのライフスタイルと発育状況に寄り添った、無理のない治療計画をご提案しています。

恵比寿・代官山・広尾・渋谷エリアで、お子さんの歯並びや「すきっ歯」にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

一生モノの健康な歯並びと、自信に満ちた笑顔を、一緒に育んでいきましょう。

小児矯正

監修者情報

恵比寿一丁目小島デンタルクリニック 院長 小島将太郎

監修・担当医師 / 院長

小島将太郎(歯学博士)

経歴

2003
日本歯科大学卒業
2007
ICOI(国際口腔インプラント医学会)認定医取得
2009
近未来オステオインプラント学会(IPOI)認定医取得
2012
恵比寿西口デンタルクリニック開設
2013
歯学博士号取得
2014
近未来オステオインプラント学会(IPOI)専門医取得
2016
恵比寿一丁目 小島デンタルクリニック開設

所属学会・資格

恵比寿・渋谷区エリアを中心とした地域歯科医療

当院は東京都渋谷区恵比寿(JR恵比寿駅西口・東京メトロ日比谷線恵比寿駅から徒歩3分)にある総合歯科医院です。2016年の開院以来、虫歯・歯周病・根管治療・歯根破折・インプラント・審美歯科・矯正歯科(成人・小児)など幅広い治療で、渋谷区をはじめ代官山・広尾・目黒・中目黒・渋谷・表参道エリアの患者様のお口の健康をサポートしています。
※当院では医療法に基づく広告規制に遵守し、院長監修のもとで正確な医療情報を発信しています。

ページトップへ