セラミック矯正に関して

セラミック矯正とは、一般的なワイヤーブラケットによる歯並びの改善方法ではなく
オールセラミックやラミネートべニアなどで歯並びを整えることを意味します。
利点としては、短期間で歯並びと見た目を改善させることが出来ます。
しかし、あまりにも酷い叢生(歯並びの悪さ)が存在する場合は、適応できない時があります。

この治療法は、歯の外観にコンプレックスをお持ちであったり、治療の時間を十分にかけられない方には、大変優れた治療法だと思います。
しかしデメリットも存在します。そのデメリットを十分に理解され、施術を受けられることをお勧めいたします。

治療期間が短く、色も形も簡単に変えられる事は大変魅力的だと思います。

しかしセラミックを被せるために歯を削らなければなりません。
綺麗に歯の色をセラミックで表現するためには、厚みが必要になりますので、セラミックの強度も考慮した量を、削っていきます。
歯の生えているポジションが歯列弓から大幅にはみ出している場合は、神経を抜いて向きを変えなければならに時もあります。
ご自身の大切な歯に侵襲を加える訳ですから、そのデメリットも十分にご理解いただき、大切にしていただきたいと思います。
もうすでに人工の歯が装着されていて、歯並びが悪い場合は、技術によって改善できますので、ご相談ください。

また前歯のセラミックスは、審美性が重要視されますので、素材選びは大切です。

一概にセラミックスと言っても、様々な種類が存在します

当クリニックでは、支台歯(セラミックを被せる歯)の色、隣り合う上下の歯の色、年齢、歯肉の状態、かみ合わせの状態等により、セラミックスの種類を変更しています。

基本的には、歯列を矯正し並べるための優先順位は下記の通りです。

  • 若年者の場合は、ワイヤーブラケット矯正
  • すでに前歯にクラウン(被せ物)がしてある場合は、セラミックス矯正
  • 叢生(歯が重なって生えている状態)が酷く、神経が残っている場合はワイヤーブラケット矯正
  • 長時間、治療期間を掛けられない場合は、セラミック矯正
  • 叢生(歯が重なって生えている状態)が酷く、歯のコンディションが悪い場合は抜歯をしてセラミック矯正

以上の様に、患者様の状況により最適な治療法は異なって参ります。
歯を削って歯列を矯正するメリットとデメリットを十分に理解され、施術を受けられることをお勧め致します。

施術例

患者
女性
年齢
40代
主訴
歯に隙間があり、歯の高さも違うので改善したい

患者様は、美容関係のお仕事をされていて、人前でお話しする機会が多い事。
見た目をいつもきれいな状態にしていなければならない事。
3か月後には、海外での講演が決まっている事。

  • 治療期間を掛けられない事。
  • プラークコントロールが良い事。
  • 咬み合わせにも、大きな問題が無い事。

以上の理由から、歯を削るデメリットとセラミックスを被せる事のメリットを十分にお話しし、ご理解をいただいた上で、セラミックスを装着させていただきました。
最適な材質、最適な色、最適な時期、最適な治療法は患者様によって千差万別ですので、よく歯科医師とご相談され、施術を受けられることをお勧めいたします。
一度削った歯は、再生する事はありません。

初めての方でもお気軽にご相談ください